2004・2・20・(金)



恵比寿に有る山城さんのオフィスに伺いました。
今回は大先輩の事務所でありうれしさと、緊張とで二人ともコチコチ

N&T
「こんにちは、遅くなりました。」
S
「いらっしゃいませ お待ちしてました。」
と専務さん(後で奥様と紹介される)に
案内され社長室の通されました。
趣味でかかれている絵が、何気なく置かれている部屋に
Y
「僕はディレクターで今は描いていないけどいいかな?ま、どうぞお掛けください。」
と迎えられたときにはあたたかな人柄にほっと胸をなで下ろしました。
N
「ありがとうございます。ここにある絵は?」
Y
「それは、趣味で描いている油絵です。若い頃描いていた油絵を又はじめました。
毎年元陽会に出展してます。2003年はパリのバーの絵を2002年はセーヌ川を
100号で出展しました。」
「絵が好きでこの仕事をはじめた訳です。」
N
「この仕事の人は本当に絵が好きな人が多いですね。」
N
「この本は懐かしいですね。この本で勉強した人も多いでしょうね。私たちもこの
本を参考にさせて頂いた世代です。」
(現代パースの基本と実際・現代パースの着彩テクニック)
Y
「僕は33歳で独立してもう37年になるんだよ。」「この本は80年代に出して24年、
今でも基本の本だからベストセラーを続けているようだ。」
N
「そうですか。表紙のデザインも年代を感じませんね。」
Y
「そうかな、ありがとう。設計の方の机に本が有ったりするとうれしかったね!」
N
「山城さんの学校でもお使いになったんですよね?」
Y
「通信学校から全日制にして4年前にやめたよ。その間、模型からCGへ
移ってきてね。今はこのパソコンでみんなの作品をチェックしては、グレードを
落とさないようにするのが仕事かな。」
Y
「今は息子がタイバンコクでタイのスッタフと仕事をしているんだよ。」
N
「え!データーをメールでやり取りするんですか?」
Y
「そう 今はまだタイでモデリングしてこっちで仕上げをしているんだけれどね。」
N
「すごいですね。本当に国際的ですね。」
Y
「これからは、アニメーションに力を入れて行きたいと思っていてね。時間軸
をいれたもので映像の方に進みたいと考えている。」
N
「すばらしいですね。それでは、スッタフみなさんを取材してもいいでしょうか?」
Y
「どうぞ、CGからいきましょう。」
N
「活気があり忙しそうですね。」
Y
「ここが模型です。」
N
「こんにちはお邪魔します。」
S
「どうぞ」
(いい人達だなあ ホ、)
Y
「ここがパース」
N
「やはりここが落ち着きますよね。私たちには!」
「小物が何気なくーーーーー、いい感じ。」
Y
「ここが営業」
N
「奥様とツーショットで。」
いい感じでした。
大先輩の事務所訪問で大変緊張していたんですが、最後は長い歴史と時間に
圧倒され先を見据えた活き方・人柄に元気を頂いて事務所を後にしました。
皆様有難うございました。
(取材・中村 佳代/KAYOパースイラストレーション)
 (撮影・寺川 昌子/パーススタジオ・モノ)
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